[備忘録]SGP611 23.5.A.0.570のカーネルアドレス

[備忘録]SGP611 23.5.A.0.570のカーネルアドレス

2:56 3
キューブさんのMarshmallow向けrootkitをSGP611用にビルドしたので、そのメモです。

PTMX_FOPS_ADDRESS 0xc1234d74
SELINUX_ENFORCING_ADDRESS 0xc1227d30

なぜか同じビルド番号でもWi-Fi版はアドレスが違ったので。

getrootをWindows環境下で、android-ndk-r11cを用いてビルドする際は、最初に
#define _GNU_SOURCEが必要

Toolchainのディレクトリのリネームも必要
android-ndk-r11c\toolchains\arm-linux-androideabi-4.9\prebuilt\windows
android-ndk-r11c\toolchains\arm-linux-androideabi-4.9\prebuilt\windows-x86_64


Marshmallow向けTWRP

SGP611はchargemon.sh内のキーチェックはinput3で音量キー

INPUTDEVNAME=$(/system/etc/lockedtwrp/busybox grep DEVNAME= /sys/devices/gpio_keys.82/input/input3/event3/uevent | /system/etc/lockedtwrp/busybox sed s/DEVNAME=//)


Xperia Z Ultra(C6833/SOL24)向けのCM13.0リリース

2:23 3

ブートローダーがロックされたXperia Z Ultra用にCM13.0をビルドしました。
現時点では主要な機能が使えないのであくまでテストリリースですが、少しずつバグ取りをしようと思います。
これだけ色々とビルドするようになると、hijackの要領もかなり掴めてきましたね。

さて、サポートする端末が増えてきたのでデバイスツリーを公開すると話していた件ですが、若干厳しくなりました。
というのも、先日、ビルド用のHDDがクラッシュして相当量のデータが飛んでしまったので、そちらの復旧のために時間がかかりそうです。慢心が過ぎると痛い目を見ますね。SeagateのHDDは安価ですが、壊れやすいのには本当に困りました。

バグ報告や質問でメールやコメントを色々と頂いている件も、返信できずにいて申し訳ないです。どこかでまとめてと思っているのですが、気力が底を突いているので、もう少し元気になったらコメントをお返しします。

今回の詳しいリリース内容はZ UltraのCM13.0用サポートページで確認ください。

CM13.0 for Xperia Z Ultra with Locked Bootloader

2:22 2
 

Xperia Z Ultra用のCM13.0のサポートページです。

最新ビルド

2016/06/12(日)

cm-13.0-20160605-UNOFFICIAL-togari
cm-13.0-20160605-UNOFFICIAL-togari (ミラー)

togari hijack-ramdisk for CM13.0

前回ビルドからの主な変更点
・イニシャルリリース
・06/05付(6.0.1_r43)のCMソース使用
・NFC(グローバル版の場合)有効化
・内部・外部ストレージ有効化
・自動回転有効化
・Bluetooth有効化
・Doze有効化

既知の不具合
・Wi-Fi
・モバイル通信
・ベースバンド読み込み
・音出力
・カメラ
・FMラジオ

GXの/data領域を拡張するAromaインストーラー型ツール

17:55 7


以前のエントリで、GXはeMMC上に2GBの/dataパーティションが決め打ちされており、残りのスペースが内蔵ストレージとして扱われていることを説明しました。このため、サイズの大きなARTのキャッシュが/dataに溜まることでAndroid5.0以降ではすぐに空き容量低下となってしまうわけですが、XDAでeMMC上のパーティション構成をTWRP上から弄るというページを見つけたので、そのコマンドを自動化して簡単に実行できるようなAromaインストーラー型のツールを作りました。

鈴の音情報局blogさんに協力頂いて、今年の頭には完成していたのですが、忙しさにかまけて公開をすっかり忘れていました。今更GX用のツールを公開したところで旬は逃しているのですが、コマンドの使い方やAromaインストーラーの書き方など全体の手順は将来的にも活用できる内容なので、興味のある方は中身を見て参考にして頂ければ。

使い方と注意点

注意事項はツール実行時に表示されますが、このツールはROMのデータ領域と内蔵ストレージを全て消去して新しいパーティションを作るので、実行前に/dataと/sdcardを完全にバックアップして下さい。2GB, 4GB, 6GB, 8GB, 10GBのオプションから任意のサイズの/dataパーティションを作成してext4でフォーマットします。

ツール実行後の初回起動時に、システムによって内蔵ストレージ内にPicturesなどの空フォルダが自動で作成されますが、このまま使用するとパーミッションの関係でフォルダ内にファイルを作れないという問題が起こるので、ファイラーなどから手動で空フォルダを削除してバックアップを書き戻して下さい

免責

本ツールはGX用にパーティションの開始位置、終了位置を決め打ちしてコマンドを書いているので、他の端末上で実行してハードブリックしても責任は負えません。(パーティション構成を弄るということは、つまりブートローダーやTrimAreaのパーティションを破壊することも可能ということです)
また、必ず事前にバックアップしてから実行して下さい。ファイルを失っても責任は負えません。

もっとも、万が一、GX上で何かしら問題が起こったとしても、flashtoolからpartition-image.sinを焼けば元のパーティション構成に復帰するので、(ブートローダーやTAを破壊しない限り)どうにかはなります。

画像

  


ダウンロード

GX_PartitionResizer


<参考>
[HOW-TO][ROOT][4NOOBS] Resize sdcard0 and internal storage to maximize space for apps | Sony Xperia T, TL, TX, V


2016年5月のGX向けCM13.0リリース

2016年5月のGX向けCM13.0リリース

17:55 0
半年ぶりにGX向けのCM13.0をビルドしました。

昨年末の段階ではCMもまだまだ不安定でしたが、Nのリリースも目前に控えている中で随分と安定してきた印象です。今回は、半年分の更新を取り込んだのと、カメラを有効化しました。相変わらずWi-Fiの通信周りが不安定ですが、これはもう少し時間を掛けて迂回策を考えます。とりあえずは使えるというレベルのリリースです。
色々と細かいバグが多いので、GXもそろそろ寿命かなと感じていますが、限られた時間を使うならもっと新しい端末へ労力を割きたい気もしてきましたね。

今月か来月頭にはソースも公開しようと思っていますので、どなたかやる気のある方にメンテしてもらえればと考えています。

詳しいリリース内容はGXのCM13.0用サポートページで確認ください。

To International Readers (Apologies and Announcement)

20:57 3

To international readers,

First of all, thank you for your interests in visiting this blog, and also to encouraging me (and enquerying in a polite manner). I understand some of your eager towards android development especially for hayabusa/TX. I feel sorry to you since you've been patiently waiting for my new builds and I haven't been able to reply you back for a long time.
It's a balance between my interests in android and my regular work; it's been a busy time for me the last few months but I will try to update timely for the coming months.

Since I haven't been to xda forums so long, I'm not sure about the current progress on TX development there. Are they still working on CM13.0 builds for UNLOCKED blue devices? My interests are solely in building CM13.0 for LOCKED hayabusa which requires extra effort so situation is slightly different in here and xda. (It's easy for me to build working CM13.0 for UNLOCKED blue but I don't own the unlockable international devices)

I'm releasing CM13.0 for locked Z/ZR now and I'm hoping to get my hands on building CM13.0 for hayabusa next(since it's been quite long since I last built a rom for it). Please note I'm neither professional in C nor Java so progress may be slow  especially for fixing wi-fi permission issues (because it fundamentally needs kernel-side fix but I am not allowed to on LOCKED devices). I will try to update at least once a month from now on.

My current schedules in priority
・Building CM13.0 for locked hayabusa(fix for camera and wi-fi sudden freeze)
・Building CM13.0 for locked Z Ultra and Z1
・Releasing CM13.0 device tree source for locked fusion3 devices
・(on request)Building CM12.1 for fusion3(yuga,dogo) that fixes the mobile data

again, thanks you for your interests in my blog but please remember I'm doing this for my own purpose and although I'm able to help you in English I don't do so much as my policy is that everyone makes self-help efforts since all the information is given in my blog(in Japanese).

2016年5月のZ・A向けCM13.0リリース

20:56 1

さて、こちらのブログも数ヶ月放置してしまって、その間に頂いた問い合わせや応援などにもお答えできず本当に申し訳ないと思っているのですが、久々にGWで余裕が出来たのでROMを更新しようと思います。

気付いたらGX用のROMを年末から更新していないのでこちらもすぐに取りかかりたいのですが、Zを手に入れてからそちらに掛かりきりになってしまってなかなか触れないでいます。家人に使わせていたC6833を回収したので、Rhineプラットフォームも開発用の実機が揃ってきたのですが、一人で色々と触ろうとして手が回らなくなるパターンですね。

今回は、LBのZとA(ZR)用にCM13.0をビルドしました。以前まとめた古いカメラ用バイナリがAndroid 6.0以降で使えない問題は、CMのメンテナが互換用のライブラリを作ってくれたので修正されています。FMラジオが再び使えないようになっている以外はほぼ常用できるレベルに達していると思います。Aの実機は手元に無いので、おそらく動くだろうという推測でビルドしていますが、もし試される方がいれば結果を教えて下さい。

今後の予定としては、まずは数ヶ月分の更新を取り込んで古い端末用にビルドしたいと思います。更新も月一程度のペースには戻していきたいところです。

今後の予定
・GX向けのLB用CM13.0のビルド(カメラとWi-Fiの修正)
・Z Ultra、Z1向けのLB用CM13.0のビルド
・fusion3用のCM13.0用デバイスツリーの公開
・(要望があれば)fusion3(yuga,dogo)用のCM12.1の通信を修正したものをビルド
・色々と書きたいノウハウはあるものの、IaaS系に関心分野が移りつつあって時間がない
・POBox Plus等の移植もしたいが、わざわざ移植するほど魅力的に感じないので難しいかも


詳しいリリース内容はZとAのCM13.0用サポートページで確認ください。